悪魔

悪魔とは、超越的能力をもって人間に災いをなす、生命体状存在の総称。

悪魔が既知の生物には見られない超常能力を持つことは、ほぼ全ての目撃証言で一致する。しかしながら、生態や起源など核心的情報の多くは推測に過ぎない。従って、そもそも生物なのか、『生物のように見える特殊な超常現象』なのかすら判然としない。便宜上、この項では生物的に扱う。

概要

ヒトの女性型『本体』および、角や尾、翼などの『外装』と呼ばれる部位からなる。本体の身長はおよそ1.2〜1.8mの範囲に収まる。外装は個体(あるいは種)によって著しく発達し、全長10m以上の個体も確認されている。

極めて高い身体能力を持ち、コンクリートの壁を素手で打ち砕き、自動車のドアを蹴破ることができる。垂直に10m以上跳躍したという事例もある。

危険性

魔法少女を捕食した事例があるが、これが純粋な摂食行動なのか、単なる『じゃれあい』の延長なのかは分かっていない。

超常能力

一部の個体には、ユラギを発生させる能力がある。ユラギを介して、複数の並行世界を移動し、獲物を探していると考えられている。

体の構造

全ての個体が、若いヒト女性に見える形態を基本とする。これを本体と呼ぶ。この本体に付加される形で、角、爪、装甲、尾などの外装を備えていることが多い。

個体によっては外装や本体末端の変異発達が著しく、それが本体の数倍〜数十倍になるものもある。

大型個体の本体末端は、尾骨や頭骨の一部が変異発達し、繰り返し構造を形成することが多い。例えば『ドレイク』と呼ばれる種は、本体尾骨の繰り返し構造が発達し、そこから分岐した部位が巨大な「外装の肉体」を構築している。

体表面は幾何学模様に覆われる。何らかの情報を3次元投影したものと思われるが、詳細は不明。