朝永花織

朝永花織(ともながかおり、7月8日-)は、日本の女子校生兼、魔法少女。東京都世田谷区出身。

朝永花織

出身地日本
誕生日7月8日
身長155cm
血液型O型
3サイズ74/60/86
プロフィール

来歴

幼少期

考古学者の父・朝永ともなが亮策りょうさくと、母・香子かおるこの長女として生まれる。3つ下に妹の結衣ゆいをもつ。結衣出産の際、田舎で暮らす祖母・朝永隆子たかこのもとへ預けられる。それをきっかけに花織はおばあちゃん子になり、結衣と一緒によく遊びに行くようになった。

父は花織が5歳になった頃から考古学者として海外を飛び回り始めたため、花織の面倒は母と祖母が見ることが多かった。
高校教師だった母の影響で、早くから簡単な計算問題や漢字の読み書きなどを教えられており、幼い花織自身もそれを楽しんでいたため、家では勉強熱心な子供として育った。

一方、田舎に住む祖母のもとで過ごすことも多く、その際はお手玉や独楽といった昔のおもちゃで遊んだり、虫取りなどで子供らしく外を駆け回っていた。

幼いながら妹の世話もしていたおかげか面倒見よく育った花織は、近所に住んでいた1歳年下の遊部いろはに懐かれ、仲良くなる。

少女期

小学校に通っていた花織は、成績優秀で面倒見も良く委員長としてクラスメイトを引っ張る存在であった。しかし花織には自分が優秀であるという自覚はなく、家では相変わらず母親によって年齢不相応の勉強を教えられてはいたものの、クラスメイトと仲良くなって遊んだりと一般的な少女らしい学校生活を過ごしていた。

1つ学年が違いながらもよく教室に押しかけてくる、いろはとの関係も引き続き良好だった。中学へ上がり、テストの結果に順位がつくようになると、花織は少しずつ自分と他人の育ちの差を実感していく。

学年トップの成績を無理なく常に維持している自分はそこらの有象無象とは違う、自分は両親から英才教育を受けている、人間としての性格もできている、そう思い始めた。端的に言えば『調子に乗り始めた』のである。

両親や教師の評価をより一層求め始めた花織は、両親の学歴に相応しい進路を歩むため勉強に打ち込むようになり、そのあまりにもストイックな姿勢から、知らぬうちに友人たちからも避けられるようになる。唯一いろはだけは相変わらず懐いていたが、花織はいろはに対してお姉さん風を吹かせることでガス抜きとして利用していた。

そうして中学時代はひたすら机に向かい続けたが、受験前になってようやく、周囲から人が居なくなっていることを知る。様々なものを犠牲にした中学時代を無駄にしたくないというプレッシャーを抱えながら超有名校への受験に臨むが、精神的な不調で実力を発揮できず、不合格となってしまう。

覇気を失った花織は自室に引き籠るようになり、別の学校を受験する気にもなれず、進路が決まらないまま卒業する。失意の底にいる花織を見かねた両親は、花織の成績であれば余裕をもって合格できる都立有羽学園への進学と、しばらく勉学から離れることを勧める。

勉学から離れテレビやインターネットに触れた花織は、メディアやファッションといった世間的な流行物に、今までの反動のように傾倒していく。

都立有羽学園期

1年浪人したという負い目もあって、入学前は友人を作らず大人しく過ごそうと決めていた。しかし同時に入学したいろはに学校でも懐かれ、いろはを中心としたコミュニティから少しずつ友人を増やしていく。

一部の親しい友人たちが浪人という負い目に理解を示してくれたこともあり、現在は楽しい学校生活を送っている。

中学時代の同級生が何名か1つ上の学年で在学しているが、現在の関係は良好な様子。ミーハーとしての面を持ちつつも、相変わらず学年トップクラスの成績は維持。

いろはなど、勉強の苦手な友人たちに『カオリン先生』として勉強を教えることも多い。

家族構成

父 朝永ともなが亮策りょうさく
母 朝永ともなが香子かおるこ(旧姓:小林)
妹 朝永ともなが結衣ゆい
祖母 朝永ともなが隆子たかこ

人物

『普通』への憧れ

高学歴な両親による英才教育、友人の離れていった中学生活、1年間の浪人生活など自分の生い立ちを『普通』ではないと考えており、『普通』ではないことによってまた人が離れていき、周囲から浮いてしまうことを恐れている。

ミーハーとしての彼女は、彼女なりに『普通』を目指した結果。またいらぬ注目を集めたくないため、小学生の時のように委員長としてみんなを引っ張ったりはもうしないと決めている。

しかし童話のお姫様のようなシチュエーションに憧れていたり、いいところを見せて注目されたいなど、相応に自己顕示欲はある様子。

部活

部活動見学こそしたものの、中学時代が勉強漬けだったため、どの部にも適性を見いだせず、入学後しばらくは帰宅部だった。

しかし友人から人手が足りないからと頼まれ、現在は男子バスケ部のマネージャーをしている。最初は渋々であったが、活動の中で普通の学生らしい青春を実感しており、なんだかんだ楽しんでいる様子。

魔法少女としても忙しくなったため、部活動への参加は週に2回ほど。しかし真面目に仕事をこなす様子から、顧問や部員たちからは大変重宝されている。

なお妹からは、バスケ部はイケメンが多いからマネージャーを始めたと勘違いされている。