遊部充和

遊部充和(あそべみつかず、10月19日-)は、遊部いろはの父親。建築家をしている。

性別
生年月日10月19日
年齢46歳
血液型B型
職業建築家

性格

とにかく明るい性格で、「笑顔は人を幸せにする」というポリシー通り、どんな時でも笑顔を絶やさない。幼少期から「充和が居れば、その場が明るくなる」と言われており、現在の職場でもその部分が評価されている。

娘でもあるいろはにもその『明るさ』は遺伝しており、特に「あはは」という笑い方は瓜二つである。

生い立ち

現在の所在地と同じ世田谷区に生まれ、2歳下の弟が一人いる。

弟とは仲が良く、喧嘩することなく2人で遊んでいたため、母親は子育てが楽だったとよく話している。

持ち前の明るさと運動神経の良さから、小学生の頃からクラスの中心人物として慕われていた。勉強の方はそこそこで、理系科目が苦手気味だった。

高校に進学する際、父親が一軒家を建てることを決めたため、モデルハウス見学に何度か足を運ぶことになる。数多くのモデルハウスを見るうちに家の造りに興味を持ち、この頃から建築家を意識する。

小さい頃から両親に「やりたいと少しでも思ったことは、必ずやってみなさい」と育てられたため、このきっかけを大事にしようと建築学科のある大学への受験を決意する。しかし、充和の努力は足りず、志望大学に落ちてしまう。

その後志望校ではない大学へ進学するが、両親からの「諦めずに頑張ればいつか叶う」という言葉を胸に大学在学時も勉強を続けた結果、最難関国公立大学の大学院、建築学専攻に合格を果たす。大学院卒業後、大手ハウスメーカーに住宅系設計の技術職として就職。2年の実務経験を経て、一級建築士の受験に合格するのである。

就職先でも明るい性格で多くの人間に好かれ、順調に成績を上げていく。充和の作る家は「遊び心がある面白い家だ」と評判になっており、実際に住む人のことを考えながら設計をしてくれる建築士として業界では有名である。

その人柄と設計の特徴から、「笑顔の冒険家」という二つ名が付けられているらしい。

妻との出会い

妻である佳奈とは職場のハウスメーカーで出会う。佳奈はインテリアデザイナーであり、注文住宅での打ち合わせで充和と共に仕事をすることになった。

その際に意気投合し、何度か仕事をともにするうちに呑み仲間に。充和は佳奈の破天荒さや空気を読まない部分が他の女性にはない魅力だと感じており、週に2~3回はご飯に行く仲になっていた。

ある日、2人で呑んでいる時に充和が「じゃ、結婚すっか!」と突然言ったことがキッカケで、交際期間0日で結婚することになる。

充和は断られると思っていたが、佳奈は意外にも乗り気で、その日のうちに役所へと向かったのである。

婚姻届けを書き終わってから同棲を始めた2人だが、ぶつかりあうこともなく、笑いの絶えない家庭になり、2人は仕事もさらにうまくいき始めた。

それは充和の明るい性格と、佳奈の深く考えない性格がうまくマッチしているからだと周りの人間は感じているが、当の本人たちはそのことに気づいておらず、充和は周りに交際期間0日婚を勧めては苦笑いされている。

第一子であるあやとが誕生してからも共働きを続けるが、何一つ揉めることもなく順調に子育てを進める。充和も佳奈も子育てという未知の体験を楽しんでいたことや、あやとが手のかからない子であったためだった。

しかし、第二子のいろはが生まれると状況は一変した。いろはの自由奔放さに充和と佳奈が振り回されることが多くなったためである。しかし、自分のやりたいことを尊重する性格の充和は、佳奈に専業主婦になることを強要せず、ともに子育てを頑張っていこうと決意した。

いろはの世話で有休を消化することもあったが、いろはがあやとの勧めで『オラ魔女ドドミちゃん』に大ハマりしテレビに映すと大人しくなることが判明したため、子育てが一気に楽になるのであった。

兄のあやとが大きくなると、いろはの面倒を見てくれるようになり、充和も佳奈も安心して仕事に集中できるようになっていった。

充和は娘のいろはを溺愛しており、休みの日に遊びに出かけるだけでなく、仕事現場にまで連れてきて見学させたりなど親バカっぷりを発揮していた。いろはが欲しいというものを全て買い与えては、佳奈に怒られることもしばしば。そのおかげか、いろはは思春期でも充和に反抗する様子を見せることなく、むしろ慕っているようであった。