東山陽彩

東山陽彩(ひがしやまあきさ、1月9日-)は、日本の女子校生兼、魔法少女。東京都目黒区出身。

東山陽彩

出身地日本
誕生日1月9日
身長145cm
血液型A型
3サイズ71/53/72
プロフィール

来歴

幼少期

父・東山ひがしやまりょうと、母・みやびの間に生まれる。赤子の頃から絵本の読み聞かせを行った結果、生後9か月頃から一人で絵本を読むようになる。反面、2歳頃になっても言葉を発さず病院の診断を受ける。

その結果、言葉を既にほとんど覚えているが、脳と体の発達に大きく差ができたことで言葉を話せないことが判明。
4歳時まではほとんど言葉を話せないながら、漢字の読み書きまでこなせていた。5歳になる頃には言葉を発せるようになり、一般的な中学生ほどの会話を行えるようになる。

この頃から物理学について書かれた本などに興味を示していた。この年に雪船家の集まりで幼いエリザと出会い、一方的にライバル意識を持たれる。

両親は陽彩の異常性に気付かず、子供の成長はすごい程度にしか考えていなかった。

子である陽彩を愛しく思いつつも、仕事やその出張で時間が取れず、子育てに不慣れなこともあり、両親は直接的な触れ合いをあまりせず欲しいものを買い与えるという形で可愛がっていたためである。

陽彩自身は両親を含めた周囲の人間や、子供らしい遊びに興味を持たず、新しい世界を見せてくれる理化学の世界に傾倒していく。

少女期

両親は陽彩を、『少し勉強熱心なだけの普通の子』としか思っていなかったため、ごく一般的な小学校に入学させる。
陽彩は初日の自己紹介から『学校およびクラスメイトに興味がないから関わらないでくれ』と発言し、クラスで完全に浮いた存在となる。

担任の教師も陽彩は問題児ではあるがおとなしく、勉学は優秀であるため、面倒ごとに首を突っ込むのを嫌って放置していた。

授業中や休み時間、時間を問わず持参した本を読みふけり、友達もできず、孤独な小学校生活を送る。しかし陽彩自身は教師やクラスメイトから遠ざけられている状況をむしろ好ましく思っており、独りで本さえ読めていれば満足だった。

面倒ごとを嫌うという意味で担任との利害が一致し、結果的に保護者面談などの機会でも陽彩が学校で浮いた存在になっていることは伏せられ、成績優秀な優等生として扱われたため、陽彩の状況を小学校6年間で両親が知ることはなかった。

陽彩が成績優秀であることから、両親は電車で通う私立学校への受験を勧めたが、陽彩は通学が面倒だからという理由で家からほど近い中学校を選び、入学。

小学校時と同じく、初日の自己紹介から『ぼくに近づくな』という旨の発言をし、浮いた存在となる。しかし小学校時と違い、いじめという形で絡んでくる輩が少なくなかったため、学校を無断で欠席し、近所のカフェで本を読んでいることも多かった。

無断欠席が続くことでさすがに両親にも状況が伝わり、陽彩は小学校時代からのことを全て告白。両親はようやく陽彩の異常性を知り、知能指数の診断を受けさせたところ非常に高い数値を記録。

陽彩は政府からも正式にギフテッドと認定される。両親は何かと陽彩に伺いを立てるようになり、その日常の様子は決して家族のそれとは思えないほどで、家族の距離は大きく開いてしまっていた。

ちょうどその頃父親が勤務している、雪船の経営する会社から海外支社への出向を要請される。
長期間の出向となるため、陽彩を含めた3人で海外へ行こうとするが陽彩がこれを拒否。陽彩を不気味に感じ始めてしまっていたこともあり、両親もあまり強く説得しなかったため、結果的に雪船本家から呼んだ使用人に陽彩の世話を任せ、両親は陽彩を置いて海外に発つ。

それ以降陽彩は余計学校に行かなくなり、研究のために生活リズムも大きく崩れ始める。使用人も毅然とした態度の陽彩に強くものを言えず、この生活は中学3年になるまで続いた。ろくな食事や睡眠をとらなかったためか、同年代と比べて体の成長が著しく遅かった。

3年時、エリザが都内の屋敷から私立武良穂に通い始める。幼いころの縁もあり、通学の傍ら陽彩の家を執事と共に頻繁に訪れ、崩れに崩れた陽彩の生活を矯正していく。
そんなエリザを鬱陶しく感じる陽彩だが、陽彩に対して年相応の容赦ない物言いをしたり、理化学の研究考察について意見を交わしたりと、自分と同じ目線に立ってくれるエリザに少しずつ心を許していく。渋々ながら学校にも行き始め、人を寄せ付けない刺々しい性格も軟化していく。

夏頃。偶然出会い、悩みを解決に導いたことでに好かれ、連絡を取り合う仲になる。
どうせなら知人のいる学校に通う方がいいと、蒼と丹、そしてエリザの在籍する私立武良穂への進学を考え始める。しかし、実際進路を悩んでいた時にエリザたち3人の手によって願書を勝手に提出され、そのまま武良穂への進学が決まる。

私立武良穂期

入学と同時に、蒼と丹が空席にしていた生徒会書記へ半ば強引に任命される。

対抗意識を燃やしたエリザも同時に、生徒会会計の子を説得し入れ替わる形で着任。4人体勢で武良穂生徒会役員の活動を始める。

クラスでは相変わらずやや浮いているが、少なからず友人はできている様子。無断欠席すると蒼、丹、エリザの3人から電話がかかって来る上、それを無視すると授業を休んでまで探しに来るので、学校にはある程度真面目に通っている。

自立と称して使用人は雪船本家へ帰らせており、現在は一人暮らしをしている。

家族構成

父 東山ひがしやまりょう(旧姓:雪船ゆきふね
母 東山ひがしやまみやび

人物

驚異的な集中力

興味がない事柄にはとことん興味がない性格であり、お洒落の類にも一切興味がなく、服も肌さえ隠れていればいいというレベルである。

現在こそ丹に言われて最低限の身だしなみは整えるようになったが、連休はシャワーすら浴びずに過ごしたり、『楽だから』という理由で便所サンダルで通学したり、学校に着いてから丹に寝ぐせを直されたりしていた。

反面、興味のある事柄には異常なまでの集中力を発揮し、論文を作成したりミレニアム検証問題を解き始めると、通学はおろか睡眠や食事すら忘れるほどである。

魔法少女になってからは兵法にも興味を持ち始め、魔法少女の司令塔としてその資質を開花させている。

生徒会活動

企画の立案、挨拶運動などの生徒会活動には消極的だが、会長が企画した案の問題点のリスト化、改善化などには優れており、生徒会役員として学内ではそれなりの支持を得ている。

基本的に自分から何かをしたりせず、蒼、丹、エリザに強引に連れ出されて渋々活動を行うことが多い。

部活動には所属しておらず、何も予定がない日は図書室か自宅で本の虫になっている。