魔獣

魔獣とは、悪魔の中でも巨大な外装を持つ大型個体の総称。通常の悪魔よりどの程度巨大であるかなど、その定義は曖昧である。極めて高い体力と破壊力を持つ。

概要

ヒトの女性型『本体』と、尾や翼などの『外装』からなるのは通常個体の悪魔と同様である。
しかしその外装の形状・大きさは、通常個体と比べ極めて異質。
魔獣は通常個体が変異発達したもの、もしくは『発生』時点から巨大であるかだと考えられているが、変異が起き得る原因はその一切が不明である。
捕食能力の向上に伴った変態あるいは進化なのではないかという仮説も立てられている。

危険性

通常個体に比べ、積極的に捕食行動を行う傾向にある。
同種の存在である悪魔を捕食した事例も確認されており、極めて獰猛かつ危険。

超常能力

確認された個体の多くは、ユラギを発生させる能力を持っている上、これらは通常個体に比べ、極めて強度(深度)が高い。
また、群れのように悪魔を集め、率いているケースも多く確認されていることから、何らかの信号によるコミュニケーションで統率する能力があると考えられる。

体の構造

通常個体とは比べ物にならないほどの巨躯だが、その大半を占めているのは外装であり、ヒト女性型本体の大きさは通常個体と変わらない。
本体が外装を纏う構造であり、歩行や飛行などの行動は外装によって行う。
そのためか、外装の強靭さは通常個体のそれを遥かに凌ぐ。
外装の形状は多岐に渡るものの、その全体はクモやサソリなど、既知の生物の姿を模している。進化による適応とされる一方、自然選択による進化では説明がつかないとする立場からは、悪魔そのものが人工的な存在とし、何らかの意思によってデザインされているとする。